サービス概要
「VMO構築・運用支援サービス@MS Teams」は、企業のソフトウェア・SaaS・クラウドに関わる契約とコストを統制するVMO(Vendor Management Office:ベンダーマネジメント機能)の構築と継続的な運用を、Microsoft Teams上で支援するサービスです。
当社が提供するITAM/SAM/SLAMコンサルティングを、Teams上の「設計資料の提供」と「チャットでの質疑応答」に絞ってパッケージ化したものです。お客様がTeams上で共有する情報をもとに、現状把握(アセスメント)、Gap分析、お客様の優先順位に基づくNext Model設計と実装計画の策定、そしてベンダーマネージャ支援を、継続的にご提供します。
本サービスで扱うVMOの機能・組織配置・KPIの全体像(ToBe)は、一般社団法人日本ベンダーマネジメント協会(VMAJ)の教育コンテンツで公開されています。イタムスは、この体系を各社の現状(AsIs)に合わせ、Teams上で継続的に実装・運用するご支援を行います。VMOの体系をVMAJで学ぶ →
このような課題はありませんか?
「専門人材を内製化したいが現実的に難しい」「アウトソースできる部分はアウトソースしたい」というお客様に、特に適したサービスです。
- □ 契約があちこちに分散し、全体像が見えない
- □ 使っていないライセンスに払い続けている
- □ ベンダー監査が来たら説明できるか不安
- □ 専門人材を社内で抱えられない
- □ コンサルに常駐や高額契約は頼みづらい
Teams上で完結する提供モデル
共有
お客様がTeamsで情報を共有
分析
当社が分析し設計資料を作成
提供
Teams上で資料を提供
対話
チャットで質疑応答
提供範囲(スコープ)
含まれるもの
- アセスメント支援(共有情報に基づく現状把握)
- Gap分析(あるべき姿との差分の特定)
- Next Model設計+お客様優先順位に基づく実装計画策定
- ベンダーマネージャ支援(初期セットアップを実施したベンダーのうち最大5社まで、継続的な専門助言)
- 設計資料(ドキュメント)の提供
- Teamsチャットでの質疑応答対応
含まれないもの(基本サービス対象外)
- オンラインセッション・電話・訪問(初回の資料説明会を除く)
- ツール導入・設定・運用代行の実作業
- お客様環境への直接アクセス・操作
- 常駐・専任要員の配置
- 台帳整備・データ入力の代行作業
- ベンダーとの直接交渉の代行(助言・資料準備は含む)
- 弁護士・会計士・税理士が行うべき法務/会計/税務の専門助言
- 成果(追徴回避・特定の削減額等)の保証
- 初期セットアップを実施していないベンダーへのベンダーマネージャ支援
月額料金に含まれない別料金メニュー
次の2つは本サービスに必要なメニューですが、月額料金とは別にお申し受けします(基本サービスの対象外という意味ではありません)。
- ベンダー別初期セットアップ:ベンダー1社につき300,000円(税別)。Oracle社の製品は個別見積り。ベンダーマネージャ支援の対象とするベンダーごとに実施が必要で、最低1ベンダーを必須とします。
- 6社目以降の追加ベンダー:1社につき月額+50,000円(税別)/月。あわせて当該ベンダーの初期セットアップ費用を申し受けます。
サービスメニュー(4つの継続支援)
① アセスメント支援
お客様がTeamsで共有された契約・利用・コスト等の情報をもとに、現状を事実ベースで把握・整理します。ヒアリングによる「認識」だけでなく、共有いただいた証跡(契約書・請求書・利用状況等)と突き合わせ、実態とのズレを明らかにします。結果はアセスメント結果サマリとして提供します。
ご提供いただいた契約書等に含まれる使用許諾条件のうち、ベンダーの一次情報と明確に識別できる条件の定義は精読の対象とします。契約上の権利数量と実利用数量の詳細な照合、およびベースラインの構築は、ベンダー別初期セットアップで行います(両者は並行して進めます)。
② Gap分析
あるべき統制状態(ToBe)と現状(AsIs)の差分を特定し、単なる「できていないこと一覧」ではなく、その原因まで構造的に整理します。結果はGap一覧・分析表として提供します。
③ Next Model設計+実装計画策定(お客様優先順位ベース)
洗い出したGapは、そのまま全てを目標とするのではなく、お客様の優先順位・制約・組織の成熟度・実行能力を踏まえて、次に到達すべき現実的な状態(Next Model)として設計し直します。設計結果は「SLAM Next Model設計書」として提供します。
あわせて、リスク・金額・緊急性・実現性・経営重要度といった観点での評価材料を整理してご提示します。最終的な優先順位はお客様にご判断いただき、その優先順位に基づいて、AsIsからNext Modelへの段階的な実装計画(可視化→統合→統制→最適化→高度化)をロードマップとして策定・提案します。
④ ベンダーマネージャ支援
社内では獲得・維持が難しいベンダーマネジメントの専門知見を、継続的に補完します。主要ベンダー(例:Microsoft、Oracle等)の契約構造・ライセンス条件・価格改定・監査対応・交渉観点について、設計資料および質疑応答を通じて助言します。ベンダーとの直接交渉の代行は含みませんが、交渉に臨むための論点整理・資料準備を支援します。お問い合わせは、お客様が指定する「フォーカルポイント」(主担当1名・代理1名)を通じて行っていただきます。
ベンダーに関するご質問には、根拠の性質を明確にするため、一次情報(ベンダー公式文書に基づく事実)・最新性検証(公開情報による更新有無の確認)・実務助言の3レイヤーに分けて回答します。回答は、独立したAI(ChatGPT)による整合性検証(QA)と専門コンサルタントの最終確認を経てご提供し、判断が残る論点は主席コンサルタントが判断します。
対象ベンダーと初期セットアップ
標準対象ベンダーは、Microsoft・Oracle・VMware(Broadcom)・IBM・Adobe・Autodesk・Citrix・Red Hat・SAPの9社です。ベンダーマネージャ支援の対象とするベンダーごとにベンダー別初期セットアップ(最低1社必須)を実施いただき、そのうち最大5社までの継続支援を月額料金に含みます。6社目以降は1社につき+50,000円(税別)/月を申し受けます。9社以外のベンダーへの対応は個別見積りとします。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 標準対象ベンダー(9社) | Microsoft/Oracle/VMware(Broadcom)/IBM/Adobe/Autodesk/Citrix/Red Hat/SAP |
| 標準対応 | 初期セットアップを実施したベンダーのうち、最大5社まで月額料金に含む |
| 追加ベンダー | 1社につき+50,000円(税別)/月(当該ベンダーの初期セットアップを完了した月の翌月分から加算) |
| 初期セットアップ費用 | ベンダー1社につき300,000円(税別)。支援対象ベンダーごとに必須(最低1社)。契約・ライセンス条件の精査、実利用突合、ベースライン構築を実施(月額料金とは別料金の一時費用) |
| Oracle社の製品の初期セットアップ | 契約構造が複雑なため、製品を問わず個別見積り(お見積りにご合意いただいた後に支援を開始) |
| 問い合わせ窓口 | フォーカルポイント(主担当1名・代理1名)に一本化 |
アセスメント支援と初期セットアップの違い
| 観点 | アセスメント支援(月額に含む) | ベンダー別初期セットアップ(別料金) |
|---|---|---|
| 目的 | SLAM運用全体像の量的把握 | 個別ベンダー契約の質的精査 |
| 対象範囲 | 全ベンダー横断、件数・分布等の棚卸し | 標準対象ベンダー1社ごと |
| 精査レベル | 一次情報と識別できる使用許諾条件の定義を精読(権利数量と実利用数量の照合は対象外) | 契約・ライセンス条件の精読+実利用突合、ベースライン構築 |
| 主な成果物 | アセスメント結果サマリ | ベンダー別ベースライン文書 |
月次の運用サイクル ― 回し続ける
情報の更新・共有
お客様がTeamsで最新情報を共有
分析・資料作成
当社が分析し設計資料を作成
Next Modelの見直し
当社が次期目標状態を更新
資料提供+質疑応答
Teams上で提供し、チャットで対応
優先順位の判断
お客様がご判断
計画更新・継続支援
実装計画の更新/ベンダーマネージャ支援。再アセスメントで次月へ
一度きりで終わらず、月次で回し続けることで継続的に最適化していきます。成果物はお客様のTeamsテナント上に蓄積され、お客様の情報資産となります。
成果物(Teams上で提供)
| 区分 | 成果物 | 内容 | 主な提供時期 |
|---|---|---|---|
| 月額 | アセスメント結果サマリ | 共有情報に基づく現状把握・分析の結果(不足情報一覧を含む) | 初月/随時更新 |
| 月額 | Gap分析表 | ToBeとAsIsの差分一覧と原因の整理 | 初期分析着手から5営業日以内 |
| 月額 | 優先順位評価メモ | リスク・金額・緊急性等の評価材料の整理 | Gap分析後 |
| 月額 | SLAM Next Model設計書 | ToBe・AsIs・Gap・お客様優先順位を踏まえた、お客様固有の次期目標状態の設計(組織・RACI・プロセス・データ・ツール・KPI・統制設計、見送り項目、移行条件を含む) | Next Model設計時/随時更新 |
| 月額 | 実装計画書(ロードマップ) | 優先順位に基づく、AsIsからNext Modelへの段階的な改善計画 | 計画策定時/随時更新 |
| 月額 | ベンダーマネジメント助言メモ | 契約・ライセンス・交渉観点の専門助言(3レイヤー回答・QA結果を含む) | 随時 |
| 月額 | Vendor Inquiry Evidence & QA Memo | ベンダー問い合わせの3レイヤー回答と独立QA結果、エスカレーション状況の記録 | ベンダー問い合わせ都度 |
| 月額 | 月次サマリ | 当月の支援内容・論点・次月の方針の要約 | 毎月末営業日まで |
| 初期セットアップ | ベンダー別ベースライン文書 | 対象ベンダーの契約・ライセンス条件精査結果、実利用突合、不足情報の整理 | 初期セットアップ完了時 |
お客様の準備・役割分担
お手元にある範囲からで構いません。不足分の集め方や整理の仕方も、チャットを通じてご相談いただけます。
| ご準備いただくもの | 本サービス用のTeamsチャネル(当社メンバーを招待)/契約書・注文書・ベンダーとの取り決め/ライセンス・SaaSの保有・割当・利用状況/資産・構成情報(あれば)/請求・コスト情報/組織・体制・窓口の情報(フォーカルポイント:主担当1名・代理1名) 契約書・発注書等は、PDFまたはWord形式の電子原本(テキストを選択・検索できるPDFを含む)でご提供ください。 |
|---|---|
| 着手に最低限必要なもの | 次の4点がそろった時点で初回アセスメントに着手します。(1) 対象範囲がわかるもの(メモで可)/(2) フォーカルポイントのご指定/(3) 契約・権利がわかる資料(契約書一式または保有ライセンス管理表)/(4) 利用の実態がわかる資料(ライセンス割当管理表またはインベントリ一覧) |
| お客様の役割 | 情報のご提供/優先順位のご判断/社内での実装・運用/ベンダー対応の意思決定 |
| 当社の役割 | 分析・設計資料の作成/Gap分析/Next Model設計・実装計画/ベンダー別初期セットアップ(精査・突合・ベースライン構築)/ベンダーマネジメントの専門助言 |
本サービスのゴールは、当社が不要になることではありません。お客様は自社にしかできない判断・社内運用を担い、不足する専門性を当社が継続的に補うことで、無理なく回し続けられる体制をともに維持します。
情報の取扱いとAIの活用
本サービスは、分析・資料作成にAIサービス(当社内一次情報知識ベース:Gemini Notebook、文書処理・下書き生成支援:Claude Cowork、独立整合性検証:ChatGPT)を活用することを前提としています。AIによる下書き・分析結果は、専門コンサルタント(SME)が確認・修正したうえで当社の成果物として提供します。情報の共有・保管はお客様のTeamsテナント上で行い、共有情報は秘密保持契約(NDA)に基づき取り扱います。
料金・契約条件
| 月額料金 | 600,000円(税別)/月 |
| 対象ベンダー数 | 初期セットアップを実施したベンダーのうち最大5社まで月額料金に含む/6社目以降:1社につき+50,000円(税別)/月(当該ベンダーの初期セットアップを完了した月の翌月分から加算) |
| 初期セットアップ費 | ベンダー1社につき300,000円(税別)。支援対象ベンダーごとに必須(最低1社)。Oracle社の製品は製品を問わず個別見積り |
| ご利用の条件 | 『AI利用に関する承諾書』のすべての項目へのご承諾 |
| 初回契約期間 | 3ヶ月(最低契約期間。期間中の途中解約は不可) |
| 4ヶ月目以降 | 1ヶ月単位で自動継続(特段の手続き不要) |
| 解約 | 終了を希望する月の前月末日までに、Teams上で書面(メッセージ)により通知(例:6月末日での終了は5月末日までに通知)。終了月として指定できるのは3ヶ月目以降 |
| 含まれる費用 | サービス仕様書のスコープ内の支援すべて(追加費用なし。下記の追加見積り条件に該当する場合を除く) |
| 別途費用(オプション) | オンラインセッション(初回の資料説明会を除く)、訪問、スコープ外作業、出張費等は個別見積り |
| お支払い | 月次(請求書発行)。初期セットアップ費は、実施を開始する月の月額料金とあわせてご請求 |
初回3ヶ月のモデルケース(税別)
| ご利用パターン | 内訳 | 金額 |
|---|---|---|
| 最小構成(支援対象1社) | 月額600,000円×3ヶ月+初期セットアップ1社分300,000円 | 2,100,000円 |
| 支援対象3社 | 月額600,000円×3ヶ月+初期セットアップ3社分900,000円 | 2,700,000円 |
| 支援対象5社(月額に含む上限) | 月額600,000円×3ヶ月+初期セットアップ5社分1,500,000円 | 3,300,000円 |
| 4ヶ月目以降(支援対象5社まで) | 月額600,000円×1ヶ月 | 600,000円/月 |
モデルケースは、Oracle社の製品を含まない場合の金額です。
追加見積り条件
次のいずれかに該当する場合、初期セットアップおよびベンダーマネージャ支援について、着手前に追加工数・追加費用の見込みをご提示し、ご合意を得たうえで対応します。
- 対象ベンダー1社あたり、解析対象となる契約書・注文書等のソース文書が20件を超える場合
- 標準的な契約体系では判断できない個別交渉条項・特約等が含まれ、追加情報のご提供をいただいたうえでも、標準の対応範囲内で確認・回答できないと当社が判断した場合
- 提供データが構造化されておらず、解析可能な形式への変換に追加工数を要する場合(紙の原本のみをスキャン・コピーしたPDFでのご提供を含む)
記載の金額は税別です。スコープ内であれば、質疑応答の回数等による追加費用はありません。チャットでのご質問には、原則として1〜2営業日以内に一次回答(受付確認および回答方針・回答見込み時期のご提示)を行います。同時進行で調査対応する案件は1件までとし、超過分は順次対応します。
本ページおよびサービス仕様書と業務委託契約(業務委託基本契約および個別契約)の内容に相違がある場合は、業務委託契約の定めを優先します。
お申し込みの流れ
お問い合わせ・ご相談
まずはお気軽にご相談ください。
仕様確認・お申し込み
サービス仕様書にてスコープをご確認いただきます。
NDA・契約の締結
秘密保持契約・業務委託契約を締結し、AI利用に関する承諾書をご提出いただきます。
Teams開設・ご招待
お客様がチャネルを開設し、当社メンバーを招待します。
初回の資料説明会
Web会議によるキックオフを実施します。
情報・資料の共有
提供物チェックリストに基づき共有いただきます。
初期セットアップ/初回アセス開始
両者を並行して進め、月次運用サイクルへ移行します。
ライブでの伴走支援が必要な場合は
本サービスはTeams上の非同期支援(設計資料の提供+チャット)に絞った定額パッケージです。週次のオンライン定例やリアルタイムの伴走が必要な場合は、「VMO・ベンダーマネージャ支援」(週1〜2時間の定例セッション付き)もご検討ください。課題の緊急度や体制に応じて、どちらが適切か初回相談で一緒に整理します。
VMO・ベンダーマネージャ支援(定例セッションあり)を見る →